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Château l'Indécise |
BORDEAUX Selection |
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OFFICIAL WEB :https://chateaulindecise.com/ |
ノルマンディー出身のサシャ・ソロコフは、グラーヴの名門「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」で修行した後、フロンサックの「シャトー・ダレム」で10ヴィンテージ(2011~2020)にわたって醸造長を務め、同AOCのトップシャトーとしての名声を築き上げました。2021年に、ボルドー最東部のレ・レーヴ・エ・トゥメラーグ村に売りに出ていた6ヘクタールの畑を購入する機会に恵まれ、奥さんのマリーさんと共に「シャトー・ランデシーズ」を設立して自身のワイン造りを開始しました。
「ランデシーズとは、注意深い、思慮深いという意味です。人間生活においては、自分の信念を持ちながらも、他人を尊重し、周囲の意見に注意深く耳を傾けることが大切で、これによって自分自身を再発見することができ、新たなる成長につながります。ぶどうの栽培やワイン造りも同じです。気候、土壌、水、空気、動植物、歴史、そしてワインを味わい共有してくださる方々、すべてを尊重し、注意深く耳を傾けることで、真の調和と本質を追究していきたいと思います」。
「この畑の購入を決断した大きな理由は、2007年からビオロジック栽培を継続しており、土壌、ぶどう樹、そして生物環境が素晴らしい状態だったことです。これをしっかり引き継ぎながら、新たに羊の放牧を始めるなどして生物多様性を拡充し、ビオディナミを導入しました」。
「ワイン造りの要諦は、シャトー・ダレムで実践してきた通りです。ワインの美味しさは、一にぶどうの品質、そして各要素のバランスで決まります。バランスは熟成可能性の鍵でもあり、若いうちから驚くほど美味しく飲めるワインこそが長期熟成のポテンシャルを持ちます」。
ファーストヴィンテージは2021年。ワインのリリース開始から間もないにも関わらず、彼らのスタンダード・ルージュ「レ・プティット・スール 2022」は、フランスワインジャーナリスト協会会長ベルナール・ブルチが2024年初頭に発表した「世界で最もコスパの良いAOCボルドーとAOCボルドー・スペリュール」計49作品のひとつに選出されるという快挙を成し遂げました。
所在村 |
Les Lèves-et-Thoumeyragues |
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醸造家 |
Sacha Sokoloff |
所有畑面積 |
6ha |
ドメーヌ継承年 |
2021年 |
栽培における特記事項 |
2007年よりビオロジック栽培。2021年に「ECOCERT」の認証を取得し、ビオディナミに転換。羊の放牧などを実施 |
醸造における特記事項 |
収穫はすべて手摘み。赤は70%除梗、白は除梗しない。天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクによる清潔な醸造 |
販売先 |
フランス国内75%(レストランやビストロが多い、ワインショップ、個人のワイン愛好家)、輸出25%(EU各国、カナダ等) |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」、「Vert de Vin」、「La Revue du Vin de France」、「Elle à Table」、「Decanter」等多数 |
AOC Bordeaux。レ・レーヴ・エ・トゥメラーグ村産のメルロ100%。1ha。石灰質基盤の粘土砂質・泥土質土壌。樹齢約10年。収量は38hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。作品名は「妹たち」という意味で、「私たち夫婦の妹たちのように、チャーミングで楽しく、人生に欠かせないワインになってほしいという願いを込めて名付けました」。
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