プロヴァンス地方中心部のブリニョール村に1792年から続くぶどう栽培家で、2001年に7代目ナタリー・コケルが継承して自社ビン詰めを開始しました。同年よりすべての畑でビオロジック栽培を開始し、早2004年には「エコセール」の認証を取得しています。2016年に、リサイクル会社を経営していたアンリ・ド・ヴルフと結婚し、以来夫婦で仲良くドメーヌを運営しています。
　ドメーヌ名の「アニバル」およびラベルに描かれた象は、第二次ポエニ戦争下の紀元前218年に、カルタゴの将軍ハンニバルが6万人の兵隊と37頭の象を率いて、現在このドメーヌの畑がある場所を通過したことに由来しています。また、12世紀に建造された由緒あるセラーは、彼らのラインナップの白眉である「コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス」のAOC認定調印式が行われた場所としても知られています。
　贅沢な収量制限とナチュラルな醸造から生まれる彼らのワインは、みずみずしくジューシーな果実味に溢れた、満足度の高い味わい。地元ヨーロッパでは、「アラン・デュカス・グループ」をはじめ、極めて多数のレストランやワインショップにオンリストされています。
　「地中海の程近くにある私たちの場所は、丘や森、ぶどう畑、オリーブやイチジクの木、様々なハーブ、小川、そしてローマ時代の遺跡に囲まれています。私たちのワインを美味しいお料理と一緒に楽しんでいただきながら、プロヴァンスの情景を少しでも感じていただけたら、とても嬉しく思います」。