Zito |
BOURGOGNE Selection |
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ベルナール・ジトは、ボーヌ市の栽培・醸造学校「CEPPA」の先生として数多の醸造家を育てた後、「ボワセ・グループ」の栽培長として、金字塔「ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレー」のビオディナミ転換の指揮を採りました。2008年にビオロジック栽培とビオディナミに特化したコンサルタントとして独立し、以降現在に至るまで、ヴォーヌ・ロマネの「ヴィコント・リジェ・ベレール」や「アルヌー・ラショー」、「クロ・ド・タール」といった錚々たる生産者の栽培を指導しています。
2010年、自然派ブルゴーニュワイン特化型メゾン「ジト」を設立。以降、フェルマージュによる自家栽培(ビオディナミ)の他、関わりの深い秀逸なヴィニュロンに指導栽培してもらったぶどうから、著しく完成度の高いワインを造り出しています。
「多くの生産者、多くのワインに関わってきましたが、最後は私のワイン人生の集大成として、私自身の手で、私が本当に飲みたいと思うワインを造ります」。
その作品は、エレガントにして濃密。上質なシルクのように滑らかな口当たりと、永遠に続くかと思われるような長く、深い余韻を特徴とします。
余談になりますが奥様のエピソードを。
ベルナールは「CEPPA」の先生時代に、校長先生の娘さんでもあった同僚のフローレンスさんと職場結婚しました。奥様がサン・ニコラ・レ・シトー村に所有していた小さなアパートに、当時同校で机を並べて学んでいた仲田さんご夫妻が住んでおりました。(小麦粉、キャベツ、トマトピューレだけで1ヶ月間しのいだ等、数々の武勇伝が残る伝説の時代・・・。この間、フローレンスさんの義兄である「オスピス・ド・ニュイ」の大醸造長、ジャン・マルク・モロンに個人的に手ほどきを受ける僥倖にも恵まれました)。
公私ともに「ルー・デュモン」の設立を支え応援してくれた、マダム・フローレンス・ジト。現在はサン・ニコラ・レ・シトー村の村長さんとして活躍されています。
所在村 |
Saint-Nicolas-lès-Cîteaux |
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醸造家 |
Bernard Zito |
ドメーヌ継承年 |
2010年 |
栽培における特記事項 |
フェルマージュによる自家栽培はビオディナミ、購入するぶどうはビオロジック栽培 |
醸造における特記事項 |
天然酵母のみで発酵。赤の除梗率は作品によって異なる。赤は無清澄、ノンフィルターでビン詰め |
販売先 |
輸出60%(EU各国、アメリカ、カナダ、シンガポール、台湾等)、フランス国内40%(「ポール・ボキューズ」「メール・ブラジエ」「ル・ヌヴィエーム・アール」等高級レストラン中心) |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」、「Bourgogne Aujourd'hui」等 |
ぶどうで購入して自家醸造。ペルナン・ヴェルジュレス村の北東に接するマニー・レ・ヴィレ村内のリウ・ディより。0.5ha。標高400メートル。石に覆われた石灰質土壌。平均樹齢30年。収量30hl/ha。実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。50%をステンレスタンクで、50%を樽(新樽率7%)で発酵後12ヶ月間熟成。
Coteaux Bourguignons。AOPコート・ド・ブルイィ38%、フラジェ・エシェゾー村のコトー・ブルギニヨン34%、クレッセ村のコトー・ブルギニヨン28%のブレンド。ぶどうで購入して自家醸造。ビオロジック栽培。樹齢40~80年の超VV。収量25hl/ha。除梗しない(全房発酵)。ステンレスタンクでアルコール発酵後、樽でマロラクティック発酵&14ヶ月間熟成。
クレッセ村のACブルゴーニュ区画「ラ・ビュシエール」からのピノ・ノワールをぶどうで購入して自家醸造。ビオロジック栽培。平均樹齢60年のVV。収量40hl/ha。除梗率70%。ステンレスタンクでアルコール発酵後、40%をそのままステンレスタンクで、60%を樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率10%)。
メルキュレイ村のACブルゴーニュ区画「クロトー」からのピノ・ノワールをぶどうで購入して自家醸造。実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。平均樹齢60年のVV。収量30hl/ha。除梗率60%。ステンレスタンクでアルコール発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成。
フェルマージュによる自家栽培。ビオディナミ。0.2ha。平均樹齢50年のVV。収量25hl/ha。除梗率70%。ステンレスタンクでアルコール発酵後、1~3回使用樽でマロラクティック発酵&16ヶ月間熟成。
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